質問にも応用可能、6種類の心理物理学的測定法について【公認心理師試験勉強】

crop unrecognizable man talking to female psychologist 公認心理師試験
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はじめに

今回は心理物理学的測定法です。一見取っつきにくそうな名前ですが、具体例を見ると「あ!この表現使ったことあるわ」となると思います。子どもへの具体的な指示の出し方の一助にもなると思うので、さいごまでどうぞおつきあいください。


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調整法

実験参加者が自ら刺激強度を調整して、刺激閾(感知するために最低限必要な刺激強度)や弁別閾(2つの刺激の違いが分かる最小の差)を明らかにする方法です。
オーディオの音量を0にして、ツマミを回してどこまで音量を上げたら聞こえるかを確かめるのを思い浮かべていただければ分かりやすいですね。
こちらは次の刺激が容易に予測できてしまうため、反応バイアス(履歴効果;思い出すときに生じる記憶ミス)が出やすいのが欠点です。

極限法

実験者が刺激の強度を連続的に変化させ、実験参加者の反応が変化する刺激強度を探索する方法です。整体や整形外科に行ったときに治療用の電気を流すのを思い浮かべてもらえば分かりやすいかと思います。

施設の人(実験者)が機械を操作して少しずつ電気を流して(刺激を連続的に変化させる)、治療に来た人(実験参加者)が「このぐらいの強さでお願いします」と言うところでストップしますね。

こちらも次の刺激が容易に予測できてしまうため、反応バイアス(履歴効果)が出やすいのが欠点です。

恒常法

複数の刺激を用意し、ランダムな順序で実験参加者に提示し、刺激が検知できたか回答してもらう方法です。バラエティでありがちな、激辛料理数種類食べ比べでランキングを作る!のようなテレビ番組を思い出していただければ分かりやすいでしょうか。

先ほどの2つが反応バイアスが出やすいのに対し、恒常法は反応バイアスを回避しやすいのが特徴です。しかし時間がかかるのが難点です。

上下法(階段法)

極限法の手法を応用し、刺激の強度を1段階ずつ動かしながら、被験者が直前の試行と同じ反応をしている間は同じ方向に刺激強度を変え、反応が変化したら反対の方向に刺激強度を変えていくものです。

二肢強制選択方法

2つの刺激から強制的に1つ選ばせる方法です。前述の恒常法と組み合わせて用いられることもあります。納豆とキムチのどっちがにおいが強いか選ぶ、とかでしょうか。
あとは日常生活であるとしたら、デートで色違いの服を2つ見せられて、「どっちが派手かな?」と聞かれて答える場面でしょうか。
ちょっと昔(?!)のアイドルが歌っていた「セクシーなの、キュートなの、どっちが好きなの?」とかもこれに該当するかもしれません。

マグニチュード推定法

基準の刺激を10として、与えられた刺激がどのぐらいなのかを数値で答えてもらう方法です。この手法、学校の先生には割となじみがあるのではないでしょうか。

学校現場では、小学校低学年、特に1年生に声の大きさを使い分ける指導をする際に「こえのものさし」をよく使います。これは「隣にいる友達と話すときは音量1、授業で発表するときは音量2、遠くにいる友達に声をかけるときは3」と言うような指導につなげます。
その他にも、情緒的に混乱している児童に、気持ちを整理してもらう際に「さっきすごく怒っていたけど、一番怒ったのが10ポイントだとしたらどのくらいだった?」と問いかけて自分を客観的に捉えるような支援にも使っています。
この手法には名前がついていたんですね。
余談ですが、私はつわりの時にしんどさを「つわりポイント=TP」と名付けて、10段階で相棒に伝えていました。

おわりに

様々な手法で刺激の差を表現することができるのですね。これらは実験に使う手法ですが、教育現場や、感情を伝えるためのコミュニケーションの一環として、日常でも使えるのではないでしょうか。

さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。

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