はじめに
2020年から必修となったプログラミング教育ですが、そんなのやったところでなんのメリットがあるんだろう?と思っていませんか?正直私はそう思っていました。しかし、そうではないことに気付きました!今回は育休中に気付いた「プログラミング的思考」の有効性についてお話ししていきます。
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ロリポップでブログをはじめるプログラミング教育とは?
文部科学省が出したレジュメではこのような説明がなされています。
子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うように指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、 時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育成するもの
参考資料2 小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ) (mext.go.jp)
この「プログラミング的思考」が今回の記事のキーワードとなります。
プログラミング的思考とは?
文部科学省が出したレジュメではこのような説明がなされています。
プログラミング的思考:自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
参考資料2 小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ) (mext.go.jp)
ヒューマンアカデミーでは、このような説明がなされています。
プログラミング的思考とは、物事を考える時にその物事の動作や順序を理解し、効率的に意図した動作や結果を導くために論理的に考える力のことです。プログラミング的思考を身につけることで、物事の「目的(意図)」を的確にとらえ、合理的に考えることができるようになると言われています。
プログラミング的思考とは?【例あり】論理的思考との違いや、 身につけるための方法を紹介 ヒューマンアカデミー子ども教育総合研究所https://kids.athuman.com/cecoe/articles/000178/
これは言い換えると、「この手順で動いたら必ず目的が達成できるという筋道を効率よく出せる能力」となります。この能力を育てるために、パソコンやタブレットを使ったり、ロボットに指示を出すプログラミングを行ったりしているわけですね(こちらがぱっと思いつくプログラミング教育ですね)。
さて、これがどのように家庭生活とつながるのでしょう?
家庭生活はプログラミング的思考の連続だった
例を紹介します。
冬のある日、1歳のこどもをつれて10時に予防接種に行く用事があったとしましょう。しかし、その日の早朝にお母さんは緊急の仕事が入ってしまい、代わりに、奇跡的に仕事が休めたお父さんが病院につれて行くことになりました。お父さんは予防接種に連れて行くのが初めてです。
この場合、どのように説明したら、抜けがないように予防接種ができるでしょうか。
することをリストアップして・・・
まず朝ご飯(手早く作れて、すぐ食べられる物)を食べさせないと。それで着替えをさせて(おなかがすぐ出せる服じゃないとなぁ)、あとは予防接種の用紙に必要な情報を記入して(あ、パパに予防接種の種類教えておかないと記入できないや、まあいけるでしょ、あと体温測ってそれも記入してもらわないとね)母子手帳を持って(パパは母子手帳のケース知ってるかな?)、出かける前におむつを替えて、(いつも行っている)病院までは20分くらいかかると考えて・・・・(待ち時間をつぶすおもちゃも用意していかないとなぁ)
[/word_balloon]このように指示を出したとしましょう。
朝ご飯食べて、着替えさせてから、予防接種の用紙書いて、母子手帳も持って病院にいってね。病院までは20分くらいかかると思うから、時間見て動いてね!それじゃ、よろしく!
[/word_balloon]果たして、この説明でお父さんは予防接種に行けるでしょうか???この指示では多分難しいですね。おそらく
朝ご飯何が良いんだろう?着替えってどんな服が良いんだろう?予防接種の用紙ってどれ?何を書くの?母子手帳はどこにあるの?かかりつけの病院はどこ?
[/word_balloon]?がいっぱいになってしまうでしょう。おもちゃなんて思いつくのは極めてまれです。
もちろん、指示なんて出さなくても熟知しているお父さんもいますし、そもそも日頃から密な連携をとれていればこんなハテナは浮かばないとは思いますが、あくまでフィクションの話として話半分で聞いておいてくださいね。
話がそれました。では、プログラミング的思考に沿って説明を考え直してみましょう。
朝ご飯、パンとスープ食べさせてね。(具体例の提示)
服は暖かい素材で、脱がせやすいようなものを着せてね(具体的指示)。診察があっておなかも見てもらうからね(その理由)。
予防接種は○○を打つから(前提条件の共有)、その用紙に必要事項と子どもの体温を計測して記入してね。
母子手帳は△△にあるから、それも一緒に持って行ってね。
予防接種は××病院で予約してるから、9時○○分にはでた方が良いよ!あと暇つぶしのおもちゃ持って行くと良いかも!
それじゃ、よろしく!
前提条件を確認するだけでも、だいぶ指示が具体的になりましたね。
自分は当たり前だと思っていることでも、相手が知らない可能性があることを見越して順序よく指示を出す。この思考こそ、まさにプログラミング的思考と言えるのではないでしょうか。
同じ視点という前提が崩れた状況で真価を発揮する
このプログラミング的思考が真価を発揮するのは、「暗黙の了解」が伝わらない状況であったり、前提条件が異なる場面であると言えます。
これから先、グローバリゼーションがさらに加速し、全く異なる環境で育った人々との交流が行われることでしょう。そこで、漏れがないように意思疎通を図るためには、どこまで理解しているのかを推測し、論理立てて説明していくスキルが必要とされるのは容易に想像がつきます。
したがって、プログラミング的思考は、多文化共生のカギにもなりうるのではないでしょうか?
おわりに
ここまでの要点をまとめると、
・プログラミング教育の目的は、プログラミング的思考を育てること
・プログラミング的思考は、「この手順で動いたら必ず目的が達成できるという指示を効率よく出せる能力」
・この力が身につくと、段取りが組みやすくなるなど、日常生活にもメリットがある
です。
さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。


