学校に「ふりかけ」持参の議論に反対する理由3つ

一教員として思うこと
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はじめに

2024年2月、学校給食にふりかけを持参するか否かというニュースが議論を呼びました。実際に導入した兵庫県川西市でも多くの意見が出ています。

学校給食にふりかけ持参の是非 「残食減らすため」兵庫・川西市の全中学校でOK 
学校給食のご飯に持参した「ふりかけ」をかけて食べるのは是か非か-。兵庫県川西市の中学校給食で昨秋からふりかけ持参が認められたことを巡り、熱い論争が起きている。…

今回は学校給食に「ふりかけ」を持参することの是非について思うところを書いていきたいと思います。

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給食にふりかけ持参は不要

最初に述べておきますと、私はふりかけ持参には反対の立場です。その理由は以下のとおりです。

理由①衛生面の安全確保が難しい

学校給食は、安全を確保するために児童生徒が食べる料理と全く同じ物を提供される1時間前に学校の管理職が検食し、チェックをします。

そこまでして安全を確保しようとしているのに、各家庭から持ってきたふりかけという不確定要素をあえて持ち込んでしまうと、果たして給食の安全確保は100パーセント保てると言えるでしょうか。

答えはノーです。万が一食中毒が発生したときに、給食のせいなのか否かが分からなくなってしまうのはあまりにもハイリスクですよね。

理由②アレルギー対応が難しい

アレルギーを持つ児童生徒の中には、同じ教室内にいるだけで症状が出てしまう(コンタミネーション)子どももいます。もしふりかけをかける際に飛沫が飛んで、アレルギーの子どもが意図せず摂取してしまった場合、各家庭から持ってきている複数の種類の中から原因物質を特定するのは難しいと言えるでしょう。

万が一特定できた場合、そのふりかけを持ってきた子どもが悪者にされるリスクもゼロとは言えません。

理由③家庭環境によりふりかけを用意できる,できないが見えてしまう

近年、経済格差が広がりつつあります。子ども食堂などもニュースに頻繁に登場するようになりました。

そのような環境で、しかも学校では「小分けの袋入りのふりかけ」を持参して良いとなっているため、大袋のふりかけより少し割高になります。毎日の給食でふりかけを持参するとなると、結構な費用になるのではないでしょうか。

希望者は持ってきてもいい、としていますが、ふりかけを持って行きたいと思っていても、経済的理由で持ってこられない子どももいるのです。

早い話、「希望者≠ふりかけご飯を食べたい子ども」、という視点が抜けてしまっているのではないかと思うのです。

おわりに

今回は、学校給食という一斉配膳が行われる場面で個別にバラバラのものを食べてしまうと、万が一食中毒になった際に原因の特定が難しくなるなどの衛生面の担保が難しくなる点、コンタミネーションで反応してしまう児童生徒への対応が難しくなる点、家庭環境などにより用意が困難な児童生徒が浮き彫りになってしまうという点からふりかけ持参は見送ったほうがいいのではないかという私見を述べました。

さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。

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