はじめに
最近、回転寿司チェーン店での客による不適切行動がニュースでよく取り上げられていますね。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/311484

私も子どもが生まれる以前はよく回転寿司に行っていましたが、このようなニュースを見るとあまり行きたくないというのが正直なところです。
今回もネットによって客の身元は特定され、出身校や在籍校までがさらされるという事態になっているようです。在籍校が特定されてしまうと、他の何も関係ない生徒にまで被害が生じることとなり、「巻き込まれ事故」の様相を呈することになりますが、学校はこのような状況をどのようにとらえていかなければならないでしょうか。
今回は、児童生徒による不適切行動は学校の責任なのか否かについて考えてみたいと思います。
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ロリポップでブログをはじめる10年前も「バカッター」で若者の問題行動は取り上げられていた
10年ほど前にも、コンビニのアイスコーナーに体を突っ込んだ悪ふざけをした写真がSNS(TWITTER)を駆け巡り炎上し、若者のモラル低下やSNSの危険性がコメンテーターによって叫ばれました。一定数常識的判断ができない若者がいるという点に関しては、10年前も今も変わらないというのが正直なところです。
では、何故このような事態が10年経ってもまた繰り返されているのでしょう。
そこには、学校教育の姿勢も一定の影響を与えているのではないかと私は考えています。
子どもと親の顔色をうかがうようになった教育現場
2000年代に導入された学校評価は、当初は「地域に対して開かれた学校」を作っていくために機能していました。
しかしどんどん少子化が進み、教育現場において子どもは貴重な「おきゃくさま」となってしまいました。
そこに学校評価がからんでくることで、教員側の毅然とした指導によって保護者に嫌われたり、体罰として訴えられたり、学校評価が下がったりすることを恐れた教員が「子どもを教え導く」のではなく、教員が「子どものご機嫌をとる」ことに終始しはじめます。ついでに評価してもらいたいあまりに過剰なサービスや取り組みを学校ごとに始めます。
さらにモンスターペアレントの台頭によって教員と子どもの力関係は逆転し、教員は形だけの指導、子どもは言うことを聞く振りをしてその場を乗り切るという現象がくりかえされてきました。
どんなことをしても最終的には「自分の言うことを聞いてくれる」大人が何とかしてくれる、という間違った教育を長年かけて教育現場は行ってきてしまったと考えることができるのではないでしょうか。
その教育の「成果」が、SNSでの承認欲求を求めて過激な行動に走るものの、「最後の尻ぬぐいは大人がやってくれるだろう」という考えの若者を生産してしまったのではないかと私は捉えています。
必要以上にフォローを入れるのではなく、どんなにごねてもだめなものはだめ、とはっきり指摘できる環境が教育現場で担保されない限り、このような事象は増えていくことが予想されます。
おわりに
今回は若者の問題行動は、もちろん当事者の倫理観の欠如が主な原因ではあるものの、体罰で訴えられたり学校評価が下がることを恐れるあまり、毅然とした指導ができなくなった教育現場にも要因があるのではないかという問題提起でした。
「時代は繰り返す」とはよく言われたものですが、青年期の鬱屈した感情の矛先の適切な向け方を大人が示せない限り、このような事象はこれからもつづいていくのではないでしょうか。
さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。



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