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この記事がおすすめの人
- 小学校準備に何をしたらいいか迷っている年長児の保護者
- タブレット学習を検討中だが、本当に効果があるのか教員視点の意見を知りたい人
- 家庭学習を「仕組み化」して、親の負担を減らしつつ学力を伸ばしたい人
- 最近の幼児教育のトレンドや先取り学習に興味がある人
はじめに:入学準備の「迷子」にならないために
教員として多くの子どもたちに関わってきて、小1の壁について考える場面が多くありました。そして自分の生活の中でも、ついにその壁が立ちはだかってきました。
ひらがな、算数の基礎、そして学習習慣。これらを親の根性だけで教えようとすると、親子ともに「回り道」をして疲弊してしまいます。そこで我が家では、4月から上の子が年長になったので、「スマイルゼミ」を導入しました。
今回は、1か月半の実践を通して見えてきたメリット・デメリットを、「教育現場を知る視点」で正直にレビューします。これが、あなたの家庭における「学習システム構築」のヒントになれば幸いです。
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スマイルゼミとは
「一太郎」で有名なジャストシステムが行っている、通信教育です。
余談ですが、もしPCで漢文を打つなら絶対一太郎がおすすめです。
公式サイトによると
学習に必要なすべてを専用タブレット1台に集約した、幼児・小学生・中学生向け通信教育。授業の進度に沿って一人ひとりに最適な学習プログラムを生成。楽しく理解しながら学べる教材を自信を持ってお届けしています。
とのことです。

教員視点で唸った「スマイルゼミ」のメリット
実際に使ってみて、スマイルゼミは単なる「遊びの延長」ではなく、非常に合理的な学習システムだと感じました。
- 「書き順」へのシビアなチェック 以前「漢字の書き順指導」について解説しましたが、
- (参考:漢字の書き順・筆順が昔と違う?!漢字の指導方法について【書き順には年代ごとに変化あり】)基礎のひらがなにおいて書き順は非常に重要です。スマイルゼミは書き順をかなり正確に判定してくれるため、最初から「正しい型」を身につけることができます。
- 先取り学習を支える「コアトレ」: 個々の能力に合わせて進める「無学年学習」は、いわゆる「浮きこぼれ」対策としても有効なシステムです。本人の意欲次第で、小学校の範囲を超えた先取りが可能です。
- 親を楽にする「管理システム」: 「やりすぎ防止の時間制限」や「保護者向けの学習振り返り機能」が、使ってみるとなかなか良いものでした。親が隣で監視し続けなくても、システムが学習をナビゲートしてくれます。親がついていなくても、子ども一人で自走できるのは大きな強みと言えるでしょう。ただ、こまめにチェックしないと記録が消えていってしまうので注意が必要です。
- 生活を彩る「読み物」と「ご褒美」: 教科の学習だけでなく、生活に関する読み物が充実している点は、小学校の「生活科」へのスムーズな接続を助けます。子ども受けの良いご褒美設定も、継続の仕組みとして機能しています。「マイキャラパーツ」という自分のアバターを飾り付けていくのが子供には楽しいようです。
導入前に知っておきたい「デメリットと落とし穴」
一方で、システムとしての課題や、使う側が注意すべき点もいくつか見つかりました。
- ハードとソフトの「あと一歩」: タブレットのタッチ反応がいまいちな場面があります。
また、ひらがなに関しては、字形が合っていてもマス目からずれているだけで「×」と判定されることがあり、こだわりが強い子や筆圧が不安定な段階の子には少し厳しいのは事実です。そして、うまくいかなかった字を、その気になればそのままスキップできてしまうという点があります。
左利きあるあるで、運筆(線を引く方向)が←(右から左)となり、右手で書いた場合と逆になりがちなのですが、運筆が逆でもOK判定が出てしまうこともありましたので、そのフォローは必要です。
- コンテンツの「パターン化」: 「話せる絵本」のコメントや、算数の「数え上げ問題」がワンパターンになりがちな点は否めません。ここを補うには、実生活の中での体験(実物を使った数えなど)という「アナログな補強」が必要になるでしょう。
- たまに時間制限がうまくいかないときがある:課題の最中は時間制限が無効になるようで、出しっぱなしにしていていざやろうとなると、時間をオーバーしてしまうことがありました。
3. スマイルゼミがおすすめの人・おすすめしない人
教員としての経験と、1か月半の併走から導き出した結論です。
【スマイルゼミがおすすめの人】
- ひらがなを正しく書けるようになりたい(書き順を重視したい)
- 小学校の学習への見通しを親子で立てておきたい
- 先取り学習で、子どもの「もっとやりたい」を伸ばしたい
- まずはタブレット操作に慣れさせ、現代の教育環境(GIGAスクール)の準備をしたい
【おすすめしない人】
- 常に目新しい様式の学習を刺激として与え続けたい人
- 学習はすべて親がマンツーマンで教えたいと考えている人
- 単純な反復学習(ドリル形式)のみを徹底させたい人
おわりに:タブレットは「伴走者」という仕組み
学習の主体はあくまで子ども自身ですが、スマイルゼミのようなタブレット教材は、親の代わりに寄り添ってくれる「有能な教育システム」になり得ます。
大切なのは、これを単なる「おもちゃ」にするのではなく、小学校という新しい世界へ向かうための「見通しを持つための道具」として活用することです。
我が家では、スマイルゼミを始めてから、子どものひらがなを読むスピードがとても速くなりました。数を数えるのも楽しいようです。また、英語の発音を恥ずかしがってやらないなど、不得意な部分も把握することができました。
まずはこの1か月半の結果をもとに、さらに「最短ルート」を模索していきたいと思います。
さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。
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