「小学校の算数で塾講師が授業」ニュースに教員の役割の転換を見た話【教員に役割分担を】

teach dice ornament on table 一教員として思うこと
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はじめに

今回は、塾と学校のあり方についてもう一度思うところをまとめてみました。
きっかけは、一時ニュースになっていた、千葉県での取り組みです。小学校の授業で塾講師が算数を教える取り組みをスタートするとのこと。

小学校の算数 塾講師活用で学力向上 検証/千葉県 | チバテレ+プラス (chiba-tv.com)

404 - Not Found | チバテレ
404 - Not Found 千葉テレビ放送(チバテレ)公式ホームページ。

あれほど口を酸っぱくして教育委員会から指導されてきた「めあて」「まとめ」「自力解決」「ふりかえり」とやらはどうなっているのかもとても気になるところですが、完全に愚痴になってしまいそうなのでここで止めておきます。

さて、どうしてこうなったのか、と考えると、世間が求める学校のあり方と現実とのギャップが広がった結果このような取り組みがはじまってしまったのではないか、ということに思い当たりました。

ワンオペの闇に関する記事はこちら・・・教員の多忙化とワンオペ育児の共通点から、社会が求める「こうあるべき」を垣間見た

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学校は勉強するところ、だが・・・

学校は勉強をベースとして社会性を育てていく場所、として機能するべきですが、

世間が学校を昼間の託児所の延長と捉えている人が多く、それを当たり前だと思っている保護者もとても多いです。保護者だけでなく、日本の風土全体がそのような空気感で回っています。共働きが増えている現在、学校に子どもを預けていないと世間は回りませんからね。

一言で言ってしまえば、いつのまにか学校の役割が

勉強<日中子どもを預かってもらえる場所

という構図になってしまっているわけです。

教員は勉強を教えるのが仕事?

そうなってくると、本来なら
学校教員=学校に通う子どもたちに勉強を教える人
とあるべき教員像に
学校教員=子どもを預かり、ついでに勉強を教える人なのになんか偉そうな人

という認識のズレが生じてきます。今は塾もたくさんあり、かつてと違い、勉強できる場所が多様化し、学校だけにとどまらなくなっているのです。
参考記事・・・学校と塾の役割について、違いを理解し、より効果的に活用する方法を現役教員が考えてみた話

このズレには、本来の職務以外のことを、強い責任感の下に遂行してきてしまった従来の教師達にも責任はあるように思いますが、これらの積み重ねがなだれのようになり、本来の業務である「勉強を教える」を外部人材を活用するという耳当たりの良い、本末転倒な方向に進んで行ってしまっているのではないでしょうか。

提案:思い切って生活指導員と教員を分けた方が良いのでは

この状況を打開するために何が必要なのかを考えると、教員の役割分担です。

学力の育成が教員でなく外部人材によって行われるのが妥当だと判断されるのであれば、学校にいる教員は生活や発達についてを専門に見ていけば良いのです。

部活動を指導したいのであれば、発達段階や子どもの特性等を見極めて適切な支援をしていけばいいのです。

勉強も、生活指導も、特別支援も、保護者対応も・・・・全部やろうとするから疲弊して、つぶされていくのです。できないことはできない、という勇気が教員には必要だと思うのです。その上で、本来の職掌である学習活動に向かっていかなければ、どんどん教員の立場は危うくなります。

おわりに

冒頭で述べたように、世間が求める学校のあり方と、現実の学校とのギャップがこのような業務分担のミスマッチをおこしているのではないでしょうか。

勉強を教えるための教員が勉強以外に手を取られているという事実に、国はそろそろ向き合ってくれないですかねぇ・・・・。義理と人情だけではどうにもならない世の中になってるんだから。

さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。

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