笑うから楽しい!感情の末梢起源説と中枢起源説の違いについてまとめてみた【公認心理師試験勉強】

crop unrecognizable man talking to female psychologist 公認心理師試験
Photo by Alex Green on Pexels.com
記事内に広告が含まれています。

はじめに

今回は、感情はどこから発生するのかについてです。
光村図書の小6国語で、「笑うから楽しい」という教材があるので、この話をどこかで聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。小6国語「笑うから楽しい」「時計の時間と心の時間」指導アイデア|みんなの教育技術 (sho.jp)

感情がどこからくるのかという永遠の疑問に対し、心理学では末梢起源説と中枢起源説という二つの説が提唱されました。公認心理師試験では混在しがちな項目でもあるので、自分なりにまとめていこうと思います。

公認心理師についてはこちら・・・
https://mawarimichi-tatsujin.com/category/%e5%85%ac%e8%aa%8d%e5%bf%83%e7%90%86%e5%b8%ab%e8%a9%a6%e9%a8%93/


教育関係の記事はこちら・・・
https://mawarimichi-tatsujin.com/category/%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E4%B8%80%E6%95%99%E5%93%A1%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E6%80%9D%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8

子連れ旅はこちら・・・
https://mawarimichi-tatsujin.com/category/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%AD%A6/%E5%AF%BA%E7%A4%BE%E4%BB%8F%E9%96%A3%E5%8F%B2%E8%B7%A1%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%A5%E3%83%BC/%E5%AD%90%E9%80%A3%E3%82%8C%E6%97%85

回り道体験談はこちら・・・
https://mawarimichi-tatsujin.com/category/taikendan

その他記事はこちら・・・

スポンサーリンク

ロリポップでブログをはじめる

末梢起源説とは

ジェームズ・ランゲによる説です。概要は以下の通りです。

刺激によって身体反応が惹起され,それが脳に伝達されることで感情体験が生じると主張する説。ジェームズ(James, W.文献1884)は,脳に感情の中枢が存在することを否定し,感覚皮質と運動皮質のみから,感情を含むすべての精神活動が生じると考えた。そのために,感情を体験する感覚皮質が知覚するための対象として身体,特に内臓の反応を重視した。同時期にデンマークの生理学者ランゲ(Lange, C. G.)も,同様に感情体験における身体反応の役割を重視する説を提唱したが,彼は血管の拡張や収縮を精妙に支配する交感神経系の働きを感情の源泉と考えた。彼らの考えは2人の名を合わせてジェームズ – ランゲ説とよばれ,感情の末梢起源説(peripheral theory of emotion)ともいう。19世紀に提唱された思弁的な古典的理論だが,現代の感情研究にも影響を与えている。

“ジェームズ-ランゲ説”, 有斐閣 現代⼼理学辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com ,

簡単にまとめると、ジェームズさんとランゲさんが提唱した説で、身体反応から感情が生まれる、すなわち「笑うから面白い」、ということですね。

ちなみに、さらにこれを発展させたものがトムキンスによる顔面フィードバック仮説(表情筋の動きが感情を生んでいるという説)です。

類似のものにダマシオによるソマティック・マーカー仮説(とっさの判断をするときは身体信号を元に脳が意志決定している、という仮説。)があります。

中枢起源説とは

その一方で、前述の末梢起源説に異議を唱える形で提唱されたのが、この中枢起源説です。

脳が刺激を知覚することで,感情体験と身体反応が同時に惹起されると主張する説。アメリカの生理学者キャノンとその弟子のバード(Bard, P.)は,緊急事態では,状況はさまざまでも,交感神経系の働きによって同様な身体反応が生じることを観測した。また,動物の視床(当時は視床下部を含む間脳の広範な領域をさしていた)を破壊すると感情反応が消失することから,視床が感情体験とそれに伴う身体反応をつくりだす中枢であると主張した。彼らはこれらの実験知見に基づき,それまで40年間優勢であったジェームズ – ランゲ説(身体反応が感情体験の源泉であり,異なる身体反応が異なる感情体験をもたらすという主張)を批判した(Cannon, W. B.文献1927)。この説は,2人の名を合わせてキャノン – バード説,あるいは感情の発生に脳(中枢)の役割を重視することから感情の中枢起源説(central theory of emotion)ともよばれる。

“キャノン-バード説”, 有斐閣 現代⼼理学辞典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com ,

キャノンさんとバードさんが提唱した中枢起源説は、末梢起源説とは逆の「面白いから笑う」、という解釈なのですね。

公認心理師試験向けの覚え方

ランゲ→レンゲに似てる→食べ物を口から体の中に運ぶと、おいしい!と感じる(刺激が体の外から入り、感情(中枢)で感情を起こす)→末梢起源説

キャノン・バード説→キャノンと言えばカメラ→キャノンのカメラで鳥(バード)を撮るのは、心の中(中枢)で「写真を撮りたい」と思うから→中枢起源説

おわりに

感情を呼び起こすプロセスには二つの解釈がある、ということが分かりました。
末梢起源説は否定的な意見も多くあるようですが、就活で連戦連勝していた知り合いは「面接や仕事の上司にむかつくことを言われたら、意識的に笑顔を作っておくとストレスが軽くなるよ」と言っていたので、あながち間違っていないのかもしれないと個人的には思います。

さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました