はじめに
今回は知能検査についてまとめていきます。知能検査とは、文字通り知能を客観的に測定するために作られた検査です。学校現場で働く人も聞いたことがあるのではないでしょうか。
よく発達検査と混同されがちですが、知能検査と発達検査には、以下のような違いがあります。
発達検査とは,心理検査の一つで,乳幼児の精神発達の程度を測定する。検査によって測定する領域に多少の違いはあるが,発達を,運動・身辺自立・言語・社会性などの領域別に検査して,それぞれの発達領域が,「同じ年齢の子どもと比べてどの程度発達しているのか」をプロフィール図などで示して発達のバランスを見ることができる(表1)。
瀬尾亜希子「発達障害のアセスメントに用いる発達検査・知能検査」『小児保健研究』第63回日本小児保健協会学術集会 モーニングセミナー2 0754-0757.pdf (med-all.net)
知能検査は,知能の程度を科学的,客観的に測定するものである。発達検査と同様に知能をいくつかの領域別に検査して,それぞれの知能領域について,「同じ年齢の子どもと比べてどの程度の知能を持っているのか(個人間差)」に加え,「個人の中で知能領域のバランスが整っているか(個人内差)」を知ることができるものが多い(表2)。
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ロリポップでブログをはじめるウェクスラー式知能検査
知的発達面の理解や経年変化をとらえるための代表的な知能検査で、対象年齢ごとに3種類あります。発達障害などの診断材料にはなりますが、この検査のみで発達障害の診断はおりません。
この検査では
言語理解(VCI)・・・言葉の理解力や知識
ワーキングメモリ(PRI)・・・聴覚を中心とした記憶力・注意力
知覚推理(WMI)・・・視覚を中心とした状況把握や理解
処理速度(PSI)・・・作業の正確さやスピード
の4つの項目について指標が示されます。
つまり、この検査を受けることで、目からの情報が入りやすいのか、耳からの情報が入りやすいのか、言葉の説明が入りやすいのか、作業が得意なのか、といった個人の得意不得意が数値によって分かるのです。
ちなみに覚え方ですが、
爆竹(VCI)の迫力は言葉にできない(言語理解)
プリプリ(PRI)振っても音はしない(聴覚記憶・注意力)
わー見て(WMI)でっかい火花が見える(視覚の理解)
パシッと(PSI)素早く並べる職人(作業の正確さ・スピード)
といった感じでいかがでしょうか。
なお、これらの指標にばらつきがあると、情報処理にばらつきがあるため生活で困難やストレスを抱えやすいと言えます。
管理人も実際に受けたことがあります。
→大学で発達検査(WAIS-Ⅳ)のため初回カウンセリングを受けた体験談【そうだ、発達検査しよう】
→WAIS-Ⅳを大学で受診したら、少し生きやすくなった体験談【そうだ、発達検査しよう】
WIPSI
2歳6ヶ月~7歳3ヶ月まで適用される検査です。
WISC
5歳~16歳11ヶ月まで適用される検査です。
WAIS
16歳~90歳11ヶ月に適用される検査です。管理人が受けたのはコレです。
田中ビネー知能検査V
2歳~成人に適用される検査です。
精神年齢(MA)と生活年齢(CA)の比から知能指数(IQ)を算出します。
14歳以上には偏差知能指数(DIQ)が算出できます。
参考:知能検査・心理測定の代表的な人物
ゴールトン 心理学に相関係数などの統計的手法を導入。
ビネー 精神年齢測定検査(ビネー式知能検査)
キャッテル 因子分析による特性論・16因子・流動性知能と結晶性知能
おわりに
ウェクスラー式知能検査は、過去問を解いていたら結構な頻度で出題されていたので、しっかり押さえておこうと思います。
さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。

