はじめに
今回は教育的評価の種類についてです。この話題は、公認心理師試験だけでなく教員採用試験でもよく出てくるのではないでしょうか。この記事ではブルームが提唱した3つの教育評価を中心としてまとめていきたいと思います。
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ブルームの教育評価
ブルームは、後述する3つの教育評価を提唱しました。この順番で行われていきます。
診断的評価
指導前に、学習の前提となるレディネスが形成されているかを把握し、指導計画に活用するために行う評価です。レディネステストが該当します。
形成的評価
指導の過程で学習の進捗状況や成果を把握し判断して、その情報を今後の指導計画に活用するために行う評価です。授業内テストや発問などが該当します。
総括的評価
一定の教育活動が終了した際に、その効果を把握し判断するために行う評価です。単元終わりのテスト、中間試験、期末試験、学年末テストなどが該当します。
その他の評価
その他、子どもを評価する際に有効な観点について紹介します。
縦断的評価
個人の時系列に焦点を当てて評価します。「あの子は去年は○○だったけど、今年は△△になった」「あの子は1学期の社会科は△△だったけど、2学期は××ができるようになった」といった感じですね。長い目で子供たちを見ることでわかる成長もあります。
横断的評価
同じ時点の個人の能力をまとめて捉えて評価します。「あの子の今回の試験結果、国語と理科は好成績だけど算数と社会はあまり成績が良くないね」といった感じですね。
この観点があると、一見関係がないように見えた「国語と理科が好成績」という点から、「今回の国語は昆虫についての説明文で、理科は昆虫についての勉強だったから、虫が大好きなあの子はどっちも成績が良かったのかもしれないなぁ」ということが見えてきたりします。
番外編:絶対評価と相対評価
簡単に言ってしまえば、
絶対評価とは、個人が「目標」に対してどの状況にあるかという評価で、
相対評価とは、個人が「集団の中で」どの位置にあるかという評価です。
新学習指導要領においては、基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育成することを重視していることから、評価についても、学習指導要領に示す目標に照らしてその実現状況を見る評価を一層重視することが重要となります。このため、指導要録においても、これまでの考え方を更に発展させ、従来から「目標に準拠した評価」による「観点別学習状況の評価」に加え、「評定」(各教科の学習状況を総括的に評価するもの)についても、「集団に準拠した評価」(いわゆる相対評価)から、「目標に準拠した評価」(いわゆる絶対評価)に改めたところです。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/faq/001.htm#08
ちなみに文科省の見解はこちらです。学習評価に関する資料 (mext.go.jp)
参考:ルーブリック評価
基準作りの方法で、評価の観点を可視化したものです。評価基準が明確なため、客観的な評価ができるというメリットがあります。複数の教員で行うと、評価がより客観的になります。
少し古いですが、ルーブリック評価についてまとめてある資料はこちらです。資料6 濱名関西国際大学学長提出資料 (mext.go.jp)
この資料が最新です。指導資料・事例集:国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research (nier.go.jp)
おわりに
教員として教育に携わるということは、日々の関わりはもちろん大切ですが、最終的には子どもの成績を評価する立場になるということです。学年が大きくなればなるほどその評価は子どもの人生に一定の影響を与えることになります。
その評価は一つの事象をどのような観点から見たものなのか、をはっきりさせることが大事です。1つの学年に複数の担当者がいるのであればなおさらです。その上でこれらの視点を意識し、どの評価に重きを置くのかは常に精査しなければならないのではないでしょうか。
さいごまでおつきあいいただきありがとうございました。


