はじめに
試験勉強のモチベーションを上げるために、ブログと連携したTwitterアカウントを立ちあげてみました。気が向きましたらトップ画面よりフォローお願いします。
さて、今回も公認心理師試験の勉強で見つけた内容の感想です。高齢期の心理社会的適応と、死の受容過程について考えます。
公認心理師についてはこちら・・・
https://mawarimichi-tatsujin.com/category/%e5%85%ac%e8%aa%8d%e5%bf%83%e7%90%86%e5%b8%ab%e8%a9%a6%e9%a8%93/
回り道体験談はこちら・・・
https://mawarimichi-tatsujin.com/category/taikendan
その他記事はこちら・・・
スポンサーリンク
ロリポップでブログをはじめる高齢期の心理社会的適応
高齢社会と言われる今日この頃ですが、高齢者の心理状態のあり方に関する研究は以前から行われてきました。代表的な物を紹介します。
活動理論
中年期の活動水準の維持をすることです。早い話「生涯現役を貫くべきだ」、ということですね。教育学者のハヴィガーストによって提唱されました。
離脱理論
活動理論とは逆に、社会的活動から徐々に引退することです。なお、この社会的活動から引退すべきか否かは文化規範によるところが大きいとされています。今は1960年代と比べると、速やかな離脱は求められていないとされています。カミングとヘンリーによって1960年代に提唱されました。
老年的超越論
物理的で合理的な世界観を捨て、宇宙的、超越的、非合理的な世界観を重んじます。スウェーデンのトルンスタムが提唱しました。神や仏にすがり始める、とかが分かりやすい例ですね。
論文はこちら 日本版老年的超越質問紙改訂版の妥当性および信頼性の検討ja (jst.go.jp)
社会情緒的選択理論
高齢期に自分に残された時間が少ないことを認識すると、長期的展望に基づいて自己投資を行うことに満足しなくなり、即時的な情緒的満足を追求することで適応をはかるようになります。
補償を伴う選択的最適化理論(SOC理論)
喪失を補償すべく領域を選択し、そこでの活動を最適化します。バルテスが提唱しました。
キューブラ=ロスの受容過程
こちらはアメリカの女性精神科医であったエリザベス・キューブラ=ロスによって発表された死への受容過程です。死の他にもショッキングな出来事に対する受容課程としても知名度があります。
否認
ショックを受けた後に、耐えられない事実に対して「こんなことがあるわけがない」と現状を否定したくなります。
怒り
そもそも○○だったからこんなことになったんじゃないか!何で自分がこんな目に遭ったのか!と誰かに怒りを向けたくなります。
取引
○○するから死ぬのはいやだ、生きていられたらまっとうな生活をするから、など、交換条件を出して自分の死から逃れようとします。
抑うつ
どうにもならないことを悟り、ふさぎ込みます。
受容
これから残された時間をどのように過ごすのかを考えます。
おわりに:感想
高齢期の心理社会的適応は、ベテラン小学校教員のあり方からも見て取れるんだなぁという印象を持ちました。特にSOC理論は、小学校ベテラン教員が、体育の授業ができない代わりに(加齢等による能力の喪失)他の教科を担当する(自己資源の使用領域を絞り、最適化する)という点と完全に一致しています。
もっとも、教員も人間である以上、そういったことからは逃れられないのは当然と言えば当然ですね。
また、キューブラ=ロスの受容過程はがん患者の受容過程として知っていましたが、この心理的状況のめまぐるしい変化は、ショッキングな出来事や耐えがたい事象に対する自分の心の防衛反応という側面が強いと感じます。人間のあり方や人間の仕組みについて考えさせられました。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。


