動物実験を元にして展開した学習理論について【公認心理師試験勉強】

crop unrecognizable man talking to female psychologist 公認心理師試験
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はじめに

今回は学習理論についてです。これまでの歴史の中で、学習理論を導き出すためにしばしば動物を用いた実験が行われてきました。
そんな学習理論と、実験に用いられた動物を紹介していきます。


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子連れ旅はこちら・・・
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回り道体験談はこちら・・・
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霊長類

プレマックとウッドルフ・・・霊長類
霊長類の研究から、自他の心のありようを理解し把握する能力である、「心の理論を持つ」と表現しました。
のちに、この理論をデネットが人間の子供の発達研究に応用しています。デネットと言えば標準誤信念問題(マクシの課題→サリーアン、スマーティ課題)ですね。

ハーロウ・・・アタッチメント(アカゲザル)
金属でできたミルクを出す人形と、ミルクは出ないが柔らかい布素材でできた人形を用意。母子分離した赤ちゃん猿のオリに入れると、赤ちゃん猿は柔らかい素材の人形にしがみついていたという実験です。赤ちゃんは暖かみのある柔らかい物を好むことがわかり、愛着形成の研究が進みました。

ケーラー・・・洞察学習(チンパンジー)
チンパンジーを、高いところにあるバナナをつるした部屋に入れると、道具を使ってとろうとします。チンパンジーが試行錯誤をせずに、脳内で考えて行動できることが分かりました。ケーラーはゲシュタルト心理学の創始者の一人です。

ネズミ

ガルシア・・・ガルシア効果(嫌悪条件付け)
       味覚嫌悪学習←生物的制約(ラット)
甘い水に毒を入れてラットに飲ませることを繰り返すとラットは甘い水をいやがりますが、普通の水に毒を入れても水を嫌悪するようにはならないという実験結果でした。この実験から、環境適応に関与しない刺激との条件付けはできないことがわかりました。

トールマン・・・潜在学習(ラット迷路学習訓練)
迷路のゴールに何も置かずにラットをゴールまで移動させようとすると時間がかかりますが、同じ迷路のゴールに食べ物を置いておくと、ラットは素早いスピードでゴールにたどり着くので、迷路の道を全く覚えていないわけではないことが分かりました。
早い話、「学習成果が観察されていなくても、学習は進んでいる」ということですね。

スキナー・・・ネズミ
オペラント条件付け(学習)で有名なスキナーですが、レバーを引くとえさ(強化子)が出てくる箱の中にネズミをしばらく入れておくと、えさ(強化子)が食べたくなると自分からレバーを引くという学習を実験したスキナー箱の実験が有名ですね。ちなみにレバーを引いてもえさが出ないことを繰り返すとネズミはレバーを引くことをやめる(消去)ということも発見しています。

参考:トークンエコノミー法・・・オペラント条件付けをもとに考案された心理療法です。クライエントが適切な行動をした際にトークンを強化子(ご褒美)として与え、トークンを集めたあとに具体的な報酬を与えます。幼少期にご褒美シールで使ったことがある人もいるのではないでしょうか。

イヌ・ネコ

セリグマン・・・学習性無力感(イヌ)
動けない場所にイヌを入れると、最初は出ようともがくが、どうにもならないと悟ると動かなくなります。この現象はサーカスの象にたとえられますね。

パブロフ・・・イヌ
古典的(レスポンデント)条件付け(学習)で、イヌに対してベルを鳴らしてえさを与えるようにすると、ベルの音を聞いただけでよだれを流すようになるという実験です。

ソーンダイク・・・試行錯誤(ネコ)
ネコを仕掛けを動かすとえさが出てくる箱に入れると、何度も試行するうちに仕掛けを動かすまでの時間が早くなり、えさを食べられるようになります。ちなみにソーンダイクは、流動性知能と結晶性知能や16因子でおなじみのキャッテルの弟子でした。

おわりに

動物を使った実験によって学習の概要が判明した例はとても多いです。教育心理学でもよく聞く人物がたくさん出てきたので、エピソードと結びつけて覚えていこうと思います。

最後までおつきあいいただきありがとうございました。

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