はじめに
教員免許更新制、7月に廃止へ 政府が法改正方針:朝日新聞デジタル (asahi.com)
先日、長年教員を悩ませていた「教員いじめ制度」こと教員免許更新制度の廃止が確定しました。
廃止が決まったことは個人的には喜ばしいことだと思います。しかし、その一方で教員免許更新制度廃止をしても、教員を取り巻く環境の根本的な解決策からはほど遠いのではないかと思っています。今回は教員免許更新制度廃止の影にある問題についてお話ししていきます。
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ロリポップでブログをはじめる教員免許更新制度の意義
教員免許更新制は、その時々で求められる教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指すものです。
※ 不適格教員の排除を目的としたものではありません。
文科省はこのような見解を出しています。免許更新制度があっても、不適格教員は排除できないのですね。
本当に問題なのは・・・?
それにしても、ほとんどの教員が学ぶこと・教えることが好きな人たちであるにもかかわらず、その人達を追い詰めてしまっていたこの制度。
職務上に必要な新しい情報を取り入れ、アップデートする研修会が教職員の職務として認められないために、業務時間外にせざるを得ず、その上費用も担保されないのがおかしかったのではないでしょうか。
仕事のための技術向上が自腹なのは当たり前ではないか?一般企業でも資格取得のための費用は自腹で出している。
[/word_balloon]という意見もあるかもしれません。
わかりやすくするために消防署の業務に例えてみましょう。
この消防署で、最新技術を駆使した消防車を導入することになりました。なぜなら必ず導入するように定められたからです。
この新しい消防車は、消防車を設計した人の研究所に行って、数日間使い方の説明を受けないと使ってはいけません。ちなみに研究所までの交通費と、説明を受ける費用は説明を受ける人が全額払ってください。リモートでもできますが、かかる費用は同じです。
そうそう、勤務時間は消火活動と人命救助のための時間になるので、実際に最新の消防車を使いこなす練習は勤務時間外で行ってくださいね。火事で困っている人の役に立てるならそのぐらいやって当然ですよね?
・・・・いかがでしょう?結構ブラックではないですか?
おわりに
教員免許更新制度自体が悪かったというよりかは、新しい知見を取り入れる活動を職務に含めず、「教員の資質向上」という大義名分によって、教員の業務と拘束時間を増やしたことが悪かったというのが妥当だと私は考えています。
教育は他の業種と異なり、正しかったのか否かがすぐ結果として出てきません。
それゆえに、あれも、これもできるようにしたいという気持ちのままに仕事をどんどん増やしていった結果が今の教育環境の惨状をつくりだしたのでしょう。
取捨選択して、教員の仕事を精査していくように働きかけていかないと、今度は「教員免許更新制度は廃止したけれど、今度は10年に1度教員免許維持試験をするよー」などという妙ちきりんな制度を国が立ちあげるかもしれませんよ?(これは半分冗談ですが、廃止にする代わりに何か研修を長時間受けてこいとかいわれる可能性は高い気がしています)
はたして、私達の未来はどこへ行くのでしょう。
最後までおつきあいいただきありがとうございました。
2022.3.2加筆
新規採用10年以内の人に特別支援学級担任の経験を積ませるという誰も幸せにならない謎のシステムが導入されてしまう可能性が出てきました。これからの教員のあり方について考えなければならないですね。



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